シンスプリント
骨膜炎や脛骨遠位後内側の骨膜の剥離などにより発症すると考えられている。
長距離ランナーに多く、走行路面を変えたりランニング法やスポーツシューズを変えた時などに生じやすい。
本症の発症メカニズムは、ランニング中の着地に際して足部の回内が生じる時、脛骨の後内側縁に付着する筋群、特にヒラメ筋の牽引力により骨膜及び筋膜に炎症を生じるものと考えられている。
また本性を有する選手の足部の回内可動域は大きいとされる。
痛みや圧痛は脛骨後内側縁にて６~10㎝くらいの範囲に局在する。
診断は疼痛域の分布でほぼ確定できるが、疲労骨折との鑑別が難しいことがまれでなく、X線上変化のないとこを確認する必要がある。脛骨疲労骨折では本症よりも圧痛域が限局しており、２~３週間の経過で仮骨が出現する。
画像所見
疲労骨折を除外する必要がある。
慢性例では、脛骨後内側に骨の肥厚またはさざ波上の変化をみる。
骨シンチグラフィは、正常もしくは疼痛部位に一致して淡いびまん性の変化を示す。
治療としてはトレーニング量のコントロールのほか、ヒラメ筋や後脛骨筋、長指屈筋などの下腿後内側部の筋群のストレッチング、回内を制限するためのアーチサポートやテーピングなども用いられる。
ガンステッド的見解
多くの場合、Ｓ２サブラクセーションと関連する。
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わかき治療室・わかき鍼灸整骨院
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