モーションパルペーションは他動関節運動、つまり筋肉では動かすことができない運動を調べる検査方法である。
関節の遊びという。
脊柱の自動回旋、側屈運動を検査する場合は座位での検査が勧められる。
それは股関節の柔軟性を最小限に抑えられるし、下肢の問題が検査結果に介入する可能性を無くすので、検査の正確性は増す。
フィクセーションは生理的関節運動範囲内での可動性減少であり、強直性脊椎炎や、関節癒着とは違う。
フィクセーションの原因は、筋肉の硬結、靭帯短縮、関節包の短縮、関節の腫れである。それらは、姿勢のアンバランス、外傷、内蔵異常、精神的ストレス、栄養学的欠陥等である。
筋肉の固さによるフィクセーションは、検査の初めから最後まで一貫した動きの消失を表す。
大体のケースで筋肉の固さを引き起こす、他にプライマリーサブラクセーションが存在しているので、そちらを矯正することで筋肉の固さは和らぐ。
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