炎症について

柔道整復師時代の病理学の教科書を引っ張り出して炎症を学び直している。

病理学の先生がとても個性的かつ、教え方も上手だったため非常に好きな科目だったことが思い出される。

以下病理学概論 医師薬出版株式会社より引用

炎症とは、生体の細胞、組織に障害をもたらした様々な刺激や侵襲に対する反応、そして障害された組織の修復過程である。炎症反応は、局所の毛細血管を中心とする微小循環系の循環障害に始まり、血漿の浸出、血球の遊出と局所の細胞増殖、ならびに修復からなる。

たとえば、細菌に感染したとき、組織は一時発赤、腫脹するが、局所では炎症反応としての浸出液によって細菌が洗い流され、食細胞により貪食され、壊れた組織や細菌は清掃され、繊維が細胞などの増生により修復へ向かっていく。

引用終了。

つまり炎症反応は必要な修復過程なのである。

ゆえに、その大切な反応を痛み止や湿布などで止めてしまうと、ずっと修復反応が完了しない状態に陥ります。

日常的に湿布や痛み止を服用している人は気を付けましょう。

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