手根管症候群
①症状
とくに誘因なく第指の感覚消失, しびれが 出現する 症状は夜間や朝方に悪化し、手を動かすこと (“手を振ること”フリック)で軽減する. 手関節部の痛みがあり、肘関節に放散することもある。腕の痛みと指の知覚異常である。
特徴的なのは、痛みが夜間痛で、痛みのために 患者は早朝に目が覚めてしまうことである。 痛みは手首に感じるが、しばしば腕を上行し肩にまで達することがある。
知覚異常があるのは、 たいてい示指と中指それに環指の橈側半分だが、 驚いたことに、まれに小指まで含まれることがある。 夜間痛は腕をベッドの脇に垂らすと楽になることがある。朝起きたときに手が腫れて動きが悪いと感じることが多い。
日中は腕のことは余り気にならないが、 手の知覚異常はしつこく残っていて、 編物をしたり、書物を持ったりすると悪化する。症状はたいてい利き手の側に現れるが、最終的には両側に現れてくる。 夜間痛と一日中続く知覚異常は、発 症後何らの客観的な神経学的徴候が出現するこ ともなくて何ヵ月も続くこともある。
次第には外と母指対立筋という2つの 筋力低下とが起こって母指球の外半分が平たくなる。
②原因
正中神経が圧迫されることによって循環が低下し、酸素欠乏に陥ることによって誘発される。原因は、指屈筋群の過使用 (例:スマホ、タブレットの使い過ぎ、キーボードを用いる職業, 建築業, マッサージ師) により腱鞘の炎症が生じ、屈筋腱および横手根靱帯の線維症や肥厚に発展する。また, 手根管症候群は,損傷や慢性の微細外傷の既往, 月状骨のサブラクセーショ ン, 妊娠時の浮腫, 変形性関節症が原因となる。最近の学説では、 局所的で不特定な炎症は、手根骨のフィクセイション機能障害 (サブラクセイション)に起因する可能性があるとされている。 手根管症候群には他に多くの原因があり、 これらは、痛風、ピロリン酸カルシウム沈着症、水酸化燐灰石沈着症、末端肥大症、甲状腺機能低下症、 アミロイド症、関節リウマチ、ガングリオン、 神経腫、他の腫 瘍、感染症、正中動脈の血栓症, 腱鞘の線維症、筋や骨の異常、出血、 手関節の骨折や脱臼などである。
③年齢・性別
5:1の割合で女性により多く観察され、 発症の平均年齢層は30~50歳である。
④検査方法
胸部の前で手背を合わせて1分間圧迫することに より, 手根管症候群の症状が誘発される(ファーレン・テスト)
チネル兆候・ 手関節掌側を打診による正中神経支配の知覚異常
フリック・は、この障害の診断のために有意義である。 フリック手と手を振る動き、 体温計を下げるときの手 と手関節の動きを特徴とするものである。
神経伝導検査・ ある研究では、 徴候性の患者の93%が電気診断の異常を示すと報告されている(65)
空気圧止血帯検査・空気圧による止血帯を 上腕に巻き、手根管症候群症状を誘発させる。 血圧計のカフを上腕に巻いて患者の 収縮気圧まで圧力を加える。正常な患者では、2~3分後、 手と指の尺側全体にチクチクする痛みを訴える。手根管群の患者では、 30~60秒以内に、 母指、 示指、中指 のチクチクする痛みを訴える。このテストは、すでに圧迫されている正中神経の一過性の虚血状態を引き起こす。
感覚神経と運動神経の障害は、 筋電図診断検査 により確認することも可能である。
レントゲン像の評価は、骨折、腫瘍、関節炎な どの検出に効果的である。 手根管像では、大きく多角的 有、有頭骨 豆状骨の像が得られる。 検者はト ンネル内の手根骨の適切な整列、さらに軟部組織や骨の 変化を観察するべきである。
手根管症候群の評価におけるMRIの役割は、この時点では明白ではない
⑤治療法
A 西洋医学
症状が長期化したもの、特に筋の委縮が明らかなときには、筋支帯の切開によって正中神経にかかっている圧迫を除くことが必要である。発症後間もないときには保存的手段を講ずるのがよい。 症状を増するような動作を避けるように勧め、 夜間は副子を装着するようにするとよい。 加えて、 しばしばステロイド剤の局所注射が大変有効である。 ただし、誤ってステロイ を正中神経や腱に注入しないよう に注意しなければならない。
B 東洋医学
局所注射を実行する前に、まず手軽に手の一番痛みの強い圧痛点に鍼を刺入して、鍼治療の効果を試してみる価値はあると思われる。 鍼治療のもつ組織の浮腫をのぞく効果によって、時として局所注射と 同じぐらいの効果を発揮することがあるのである。ただし治療の場合は、症状から長期に解放されるまでには、1週間ごとに何回か繰り返 して治療を受ける必要があるかもしれない。
C カイロプラクティック
手関節 手間関節 手根中手関節のフィクセイション機能障害のアジャストメントを行う。 通常、トン ネルの狭窄あるいは横手帯に緊張を加え、トンネル化させる位の離開を起こす月状骨の前 方変位が存在する。肘関節のフィクセイション機能障害のアジャストメントを行うべきである。
上肢の適切な神経機能の回復のために頸椎のフィクセイションやサブラクセイションのアジャストメントを行う。
⑥予後・生活指導
初めに、 手と手関節の繰り返す動き(特に伸展)、
手や手首に振動を加える器具の使用については、その使用方法を変えさせるか、使用を中止させなければならない。 障害を悪化させるメカニズムを変えない場合には、障害 の再発や悪化による交感神経反射性ジストロフィーを引き起こす可能性がある。
⑦解剖・生理学的素因
カイロプラクティックはあなたの背骨を刺激して、自然治癒力を目覚めさせる施術方法です。
西洋医学の様に、薬や手術で外部から異物を入れるようなことはしません。
病院で検査をしても異常がないと言われた経験はございませんか?
1度カイロプラクティックを受けてみてください。
あなたが悩んでいる症状はもしかしたら背骨が原因で自然治癒力が働いていないからかもしれません。
わかき鍼灸整骨院
大阪府大阪市住之江区南加賀屋4ー3ー11
電話番号 06ー4977ー1370
メールアドレス yuudai.wakaki@gmail.com
休み 木曜日・祝日 第1.3.5日曜日
料金
大人 4000円
大学生 高校生 3000円
中学生 小学生 2000円
未就学児 1000円
初診時は初診料1000円がかかります。
お問い合わせ・予約・質問はメール、ライン、電話で受け付けています。
※わかき鍼灸整骨院のラインアカウント友だち追加↓
ラインで予約するために以下のQRコードか友だち追加ボタンから友だち追加してください。
カイロプラクティック#鍼灸#整体#自然治癒力#肩こり#腰痛#大阪#住之江#南加賀屋#お花が好き#緑が好き#本が好き#わかき治療室#わかき鍼灸整骨院#ガンステッド#トルクリリーステクニック#BRM療法#トリガーポイント#長野式#オリキュロセラピ#Chiropractic#Osteopathy
コメント